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おはようこんにちはこんばんは!本のこと、アートなこと、旅のこと、サイエンスなことなどがエントロピー増大気味に散らばっている部屋へようこそ。*Chubbの別館ブログは「たびねこ」の下に案内があります。
いろんな「花咲けmee!」が出たり入ったりします♪
 
英ナショナル・ギャラリー
ロンドンのナショナル・ギャラリーは、地下鉄の2つの線が交わるチャリング・クロス駅にあります。
チャリング・クロス駅から出ると、トラファルガー広場。高さ約50mの円柱の上に立つのはネルソン提督像です。
彼は戦いで失った右手を隠すようにして立っているらしいですが・・・近視の私には見えませんでしたね。
円柱の台座には海戦の名場面のレリーフ、そして三●デパート前にあるのと相似形のライオン像が寝そべります(大阪の北浜にライオンはいたっけ・・・?)。
さらにそのレリーフの前ではデモ隊が歌を歌ったりシュプレヒコールをあげたり・・・
デモ隊よりも観光客よりも、ずっと沢山いるのは・・・ハトの大群です。
もうこうなるとハトのえさを売っているおばさまはいませんし、えさをやるのも禁止です
(彼らの落し物の清掃には結構な予算が組まれるそうです)。
*トリビア的ネタ・・・ここには噴水や人工的な池があって、去年の阪神優勝のときに、イギリス在住の虎ファンが道頓堀の代わりにそこに飛び込んだのだそうです(笑)。
a0033234_11738.jpg

そのトラファルガー広場の北側にあるのがナショナル・ギャラリーです。
作品は年代別に4つの棟に分けて展示されています。
正面玄関(トラファルガー広場に面した入り口です)から入ると、クロークがあってホッとします。
右に行けばEast Wing、1700年~1900年の画家たち(ターナー、モネ、ルノアール、ゴッホ、スーラetc)の作品が見られます。誰もが知っている代表作を手っ取り早く見るにはこちらに行くとよいのでしょう。
丁寧に西洋美術史を追っていこうとするとWest Wingよりも西にあるSainsbury Wing(1250~1500年の絵画)から始めるのがよいということになるのでしょうが、正面玄関から入るとどうしてもWest Wingを通っていくことになります。

そういう訳で左に行き、まずWest Wing(1500~1600年の絵画)を見ることにしました。
ここで見たいのはホルバインの『大使たち』。頭蓋骨がぐんにゃり引き伸ばされているのを、「こっちこっち・・・」とまともに見える位置を探すのが楽しいです。他に未完成なミケランジェロや、奔放なティツィアーノ。
次に渡り廊下をわたってSainsbury Wingへ。
ここのハイライトは、物理的に一番光のあったっていないダヴィンチのスケッチ。
作品を保護するために特別に照明が落とされた小部屋に設置されているのです。
優しくキリストを見守る聖母に話しかけそうな洗礼者ヨハネと、キリストの手のポーズをじっと見る聖アンナ、そして奥に見える風景。この作品が完成し色が付けられたならば、どんなに優しい気持ちになる作品になったことかと思いました。
ちょうどこの小部屋の近くにはダヴィンチの青い衣が美しい聖母子像もあります。
他には、いくら近付いても画家の姿が分からなかったヤン・ファン・エイクの『アモルフィニーの肖像』、そしてチャリング・クロス駅構内にもデザインされているボッティチェリの『ヴィーナスとマルズ』、それからイタリアのきらびやかな宗教画が沢山。
Sainsbury Wingの2階にはレストラン、1階にはショップが入っています。もう一度この棟に帰ってこないつもりだったので、ショップで粗方のお土産は買ってしまいました。しかも、これまで見たもの以外にどんな絵画がここにあるのかをチェックでき、買った絵葉書やガイドで見たい絵がどこにあるのかを訊き易いので一挙両得!
さらに私が行った4月時点ではエル・グレコの特別展が行われていて、その入り口がショップの奥にありました。

さて一旦West Wingの一部屋に戻ってNorth Wing(1600~1700年の絵画)へと向かいます。
ここはオランダ絵画の名作がずらり。レンブラントの自画像にフェルメールの女性の絵が2点(昨日の記事「フェルメール『ヴァージナルの前の女』」を参照して下さい)、生々しいカラヴァッジョも2点あれば、女好きのヴェラスケスに偉大なルーベンスに・・・と目白押し。
最後East Wingへたどり着くと、それはそれは素晴らしい部屋が・・・
高い天窓のついた丸い天井、東西南北の4部屋が扉のガラス越しに見渡せる赤い革張りのソファ。
自分へのご褒美に・・・と疲れた体を沈み込ませる人でいっぱいでした。
さてどんな作品が見えるのかというと、ドガの踊り子、ゴッホのひまわり、ルノアールの幸福そうに傘を差す女性たち、モネの描いたビッグ・ベンに睡蓮・・・などなど。
特にイギリスが誇るターナーの代表作『雨、蒸気、スピード』がこれまでより好きになり、それから思っていたより断然大きかったスーラの『水浴者たち』に驚きました。
注意するのかと思いきやケータイで写真を撮らせてもらう警備員さん
出てくると、ボッティチェリの『ヴィーナスとマルズ』の長い方のポストカード片手にチョークで絵を描く人を発見。
これはメアリー・ポピンズのシリーズが書かれた時代から変わっていないのですね。

ところでこの美術館はイギリスの多くの主な博物館・美術館に同じく、入場料は無料、寄付金は大歓迎という方針です(特別展は有料)。
NHK教育テレビで金曜日の夜10時~10時25分まで放映されている「世界美術館紀行」で、ナショナル・ギャラリーはこれまで2回ほど取り上げられましたがその1回目(6/11)のテーマが「募金箱の救った名画」でした。
まず流出してしまったのが、肖像画の名手ゲインズバラの『ブルーボーイ』。勿論イギリス中に大きな衝撃が走りました。
次に流出しそうになったのがホルバイン作『ミラノ公妃クリスティーナ』で、この時はそれを阻止するための運動が興り、その先鋒を切ったのがナショナル・アート・コレクション・ファンドでした。今でもこの団体はイギリスからの文化財流出を阻止する活動を続けているそうです。結局ギリギリのところで匿名の婦人から多額の寄付金が寄せられ、阻止に成功しました。
2002年秋にはラファエロの『聖母子像』が流出しそうになり国会にまで取り上げられる大騒ぎ。美術館からインターネットで世界中に寄付金を呼びかけ、最終的はに英政府からの拠出金で事なきを得たそうです。
名画は公共に愛される権利があると思うのですが・・・

英ナショナル・ギャラリーのHP:National Gallery
*基本的な情報は日本語。国旗を押すと切り替わります。
*左に並んでいるボタンのCOLLECTIONのページから、この美術館の収蔵品を見ることができます。
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by chubb | 2004-07-12 01:19 | 芸術の周辺*art
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