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おはようこんにちはこんばんは!本のこと、アートなこと、旅のこと、サイエンスなことなどがエントロピー増大気味に散らばっている部屋へようこそ。*Chubbの別館ブログは「たびねこ」の下に案内があります。
いろんな「花咲けmee!」が出たり入ったりします♪
 
草間彌生展~永遠の現在~
草間彌生展~永遠の現在~_a0033234_1231981.jpg京都国立近代美術館で
2/13(月)まで
行われている、
草間彌生展に
行ってきました。

平日の午後に行きましたが、
女の子の多いこと!
そして、芸大生風の
お兄さんたちも。
お向かいの京都市美術館で
行われている、
フィレンツェ展は
落ち着いた雰囲気を
かもし出していて
ある意味で対照的でした。

* 京都国立近代美術館
* Yayoi Kusama Official Site
↑京都の展示室で写された草間彌生氏の写真がありますよ!

草間弥生永遠の現在
草間 弥生 / 美術出版社
ISBN : 4568103533
今回の展覧会のカタログです。分かり易くて、とってもお得です!

草間彌生全版画集 All prints of KUSAMA YAYOI 1979-2004
草間 弥生 / 阿部出版
ISBN : 4872421744
クサマトリックス/草間弥生
森美術館 / 角川書店
ISBN : 4048537415




草間彌生展~永遠の現在~_a0033234_22411224.jpg体調がさほど良くないのに、底冷えの京都をウロウロ。
ニョキッ!てなかんじの、平安神宮の真っ赤か鳥居→
その翌日には雪がじゃんじゃん降ってきまして、
大阪ですら、雪がつもりました。
草間彌生展~永遠の現在~_a0033234_237636.jpg
サワサワと雪が溶けて固まってきました↑
さて、いつもの近代美術館・企画展詣は胸突き、真っ白け階段をえいこら、えいこら登っていきまして、
草間彌生展の券をもぎってもらうと、カボチャの群れがお出迎え。
ドット疲れが出たでしょ?てな具合に、ドットだらけの澄ましたカボチャくんたちが住まう升目。
あぁ、そうですよ、と時計回りに会場をぐるぐる回り始めると、自身が周りを埋め尽くしてぎょっとする間に
おクニは信濃の灯が埋め尽くす小部屋の世界。

草間彌生の初期の作品は幻覚・幻聴との闘いだったそうです。
50年の年月の重しで曲がってしまったキャンヴァスからほとばしる不気味な予感。
帰国後70年代のコラージュ作品には、ぐりぐり目ん玉のふくろうや蛾たちは
草間彌生のポートレイトのごとく、コチラを睨みつけます。

小暗い休憩室は、ぺたぺたと水玉シールが光り、草間彌生のハプニングの数々が
延々と映し出されるテレビとそれを無言で眺める、惚けた顔をした鑑賞者たち。
なぜか個展のものではなくて、10人くらいで出展したらしい、外国語で書かれた展覧会の分厚い
パンフレットが、ローテーブルの上に置いてありました。思い出深い展覧会だったのでしょうか?
どこに作品が載っているのか気になってしょうがなかったのですが、
いくらめくってもめくっても出てきませんでした・・・
(表紙にお名前は出ていたのですけど、どうしてかしら?フシギ)
草間彌生展~永遠の現在~_a0033234_15566.jpg

さて、次の部屋は一人ずつ閉じ込められる「水上の蛍」。
真っ暗闇に真っ黒のキャットウォーク、そして点滅する無数の豆電球が対面鏡で無数に。
閉所恐怖症の人なら、この部屋は恐くてたまらないのか、それとも、これほど空間が広がっているように
見えるのなら、かえって恐くないのか、どっちなのか考えているうちに
「はい、どうもありがとうございました」と半強制的に追い出されました。
いったい何がありがたいやら・・・おそろしや。

モノクロームの世界に銀色のオブジェ、そして壮麗な開花。
消化管の絨毛とその中にある血管・リンパ管が運動し、分泌し、走行し、怒張している触覚。
うぅ・・・お腹が痛い。ぐるぐる~・・・

3Fの展示会場から出て、4Fへ。
「水玉強迫」の展示になってしまっている、階段にはふうわりふうわり赤い水玉バルーンたち。
平安神宮のにょっきり鳥居が階段に写りこんで、やっぱりここの水玉は赤じゃなきゃね、と。

そして4Fには「宇宙の心」という傾いたミラーボールが、大窓から見える京都市立美術館や
鳥居や休憩する人たちを写しこんで、ギラギラと回っていました。
いつもは常設展示のみ、の4Fで「あの薄暗い部屋にもう一点ございます」と言われて、
「天国への階段」を見ました。
8色に変化する縄梯子は対面鏡で天国へ上るようにも、地底へ降りていくようにも見え、
『蜘蛛の糸』のカンダタの危うさを感じてゾッとしました。

1Fに戻り、疎水にも乗り出してしまいそうな「ナルシスの庭」を観賞。
そしてレストランの企画展・特別メニューを確認。
草間彌生展~永遠の現在~_a0033234_111729.jpg
「Nyoki de Kusama Lunch」と、ぶつぶつとした「Yayoi de タルトパイ」でした。
by chubb | 2005-02-05 22:31 | 芸術の周辺*art
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