ねこ。
あちらこちら勝手気ままに徘徊しているねこさんたちを見ているのが大好きです。
私はねこの毛などペットの毛のアレルギーがあるので飼うことができません。
(一度ねこさんを足にまとわりつかせて遊んでいたら、次の日手足がポチポチと真っ赤かに・・・
なんとネコノミにも咬まれてしまうことが判明。)
だからねこさんに会うと、目であいさつして観察します。「にゃん相」の良いねこさんであればなお良いです。
ねこさんを飼うと、どんな風なのかしら・・・というのが、ねこ本を集めはじめた理由です。
「ねこ本」は多分、ねこについての本ということになるのでしょうけど、ねこの写真集や画集などよりも、ねこについて「書かれた」本にハマっています。
例えば・・・
直球では、夏目漱石の『吾輩は猫である』
ねこが書いたという、
ポール・ギャリコ『猫語の教科書』
(ソフトカバーと文庫をどちらも持っていますが、文庫の方が教科書らしいし、あとがきで大島弓子さんのマンガも楽しめるのでお薦めです)
ねこ好きで有名だった
大佛次郎氏の『猫のいる日々』
(ねこに関するエッセイや、ねこの出てくる短編が集められています)
同じくねこ好きで有名だった
内田百閒氏の『ノラや』
(旺文社文庫は旧かな遣いで雰囲気がより良いそうです。
『贋作吾輩は猫である』は未読)
こちらはねこ好きの翻訳家、
柳瀬尚紀氏編集の『猫百話』・・・などなど。
ねこさんの登場するミステリは、まだまだミステリ初心者なので、これからもぼちぼち集めていこうと思っています。
写真は1973年11月号の『ユリイカ』。特集はズバリ「猫」です。
『ユリイカ』には、いつも詩が投稿されていますが、この号の中には当時17才の井辻 朱美さんの詩が二篇も選考されているのにビックリしました。